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Posted by ミリタリーブログ at

2007年08月27日

イタリアンデザイン1


 30年ぐらい前、空前のスーパーカーブームがありました。
 当時は、ランボルギーニのカウンタックLP400やミウラ、フェラーリ380や512BB
などイタリア製の車はポルシェなどのドイツ車とは違ったスマートなデザインでした。
 その直線と曲線の織りなす形のかっこよさに魅了され、私もプラモデルや消しゴム
など集めた物で、当時から勉強は嫌いでしたが、趣味のことには同じ本を何度も見
たりしていました。
良くクラスの人に、勉強もそのぐらいやればいいのにと言われましたが、人の忠告は
素直に受け入れれば良かったのですが、後悔先に立たずで、後になって苦労しました。
 自分の話はさておき、銃のデザインも、ベレッターなどのイタリア発のメーカは古い
物ほど、全体デザインは他の国にはない特徴的なデザインです。
古くはM1934にM92Fになる前のSBや、今は作ってはいませんが、サブマシンガン
のM12S等、どれも曲線がうまく使われ、一目でベレッターと判る物が数多くありました。
 M92FがM9としてアメリカ軍に採用後、USAベレッター系の作る物はやはり、現代的
かつ合理的なデザインで、ベレッター本家とはちょっと趣が変わっています。
 イタメシ(死語?)じゃありませんが、イタリア系デザインの方がおしゃれです。
 今回からベレッターの古い銃を何点か過去にモデルアップされていた物を・・・・
 初めはM1934(有名すぎで)ではなく、タナカ製ベレッターM935です。

 全体的なデザインはどちらも同じなんですが、口径がM1934は9㎜、M935は
7.65㎜と小さくなっています。まあ、エアーガンはどれも6㎜な訳ですが
(独自路線のマルシンは唯我独尊で行って貰うとして)タナカ製のM935はガスB
LKが出来るようになった、初めの頃にモデルアップされているので、臓物が丸出
しになって、お世辞にもスライド後退時の格好はスマートではありません。
 グリップや刻印などの特徴的なところは良くできています。
 おもしろいことに、タナカはM1934とM935ともにモデルアップされていたのです
けど、双方の設計者が違い、タニコバさん、故六人部さんが設計していたそうです。

 売れようが売れまいがあまり関係なく、いかにもタナカらしいマニアックなモデル
選定な訳ですが、M935はこの後にも先にもモデル化されていません。
 P06や中華HPや陸海空の自衛隊モデル、最近では小ガバなど、オートに関し
て、マーケティングを考えず出すメーカーは珍しいと想います(逆にそれが魅力
なんですが)。
 小ガバはM935などと同時期にモデルアップされていたのを、Renewalして、
出てきたわけですが、このM935もRenewalして欲しいモデルです(WAの
M1934があるから無理かな~)。
 いずれにしても、奇天烈なモデルを出してくれるのは、タナカ以外にはないので、
今後もオートは、奇天烈モデルを期待してますよ、タナカさん。

つづく  

Posted by denden at 22:00Comments(8)TANAKA WORKS