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Posted by ミリタリーブログ at

2007年08月19日

KSC M92 Vertec

 良い物は残り形を変え残り続け、ダメな物は淘汰され消えていく。
 市場主義の原理のようですが、現実としてそうして進化や技術は進んでいきます。
 M1911が1世紀近く残り続けているのは、マンストッピングパワーが優れているだけではなく、銃としての構造が単純かつ、改良しやすかったからではないでしょうか?
 つくづく、原型を開発したブローニングという人の発想の偉大さが伺えます。
 しかし、そのアメリカ軍の約60年の間正式採用され続けたM1911A1の座を奪ったのはベレッターM92Fでした。
 正式拳銃として採用された背景に、銃の実力の他に政治的な物があったという話はちらほらと聞きますが、その時代の拳銃に要求されている事が満たされていたのも、事実なのでしょう。
 M1911A1同様、M92Fが軍正式採用後、有名な話ではスライド破損や、各種メカニカルトラブルが有ったようですが、製造メーカのベレッターもその要求に応え改良されて今に至ります。
 何処のメーカーも正式採用と言うお墨付きが欲しいわけですが、各種要求やトラブルの問題解決能力が、相当高くなければメーカとしては、ただ負担が増えてメーカーの存亡に関わる事につながります。
 ただ単純に、製品レベルが高いだけでは、生き残っていけないように想います。
 これは実銃だけの話だけではなく、トイガンの世界でも同じ事になるのではないかと思っています。
 今回取り上げたいのは 前回に引き続きKSCのM92 Vertecです。

 KSCのM92Seriesの中で、M9のHW以外のHWを使った製品です。
 このVertecは、IA同様強化スライドとタクティカルレールを装備しています。
 この頃の表面の仕上げもとても良く、HWならではの重量感や、他メーカでは再現されていない、Vertec独特のトップレールがM92系よりも93Rのようにやや広く、スライドの肉厚も厚いなどKSCの実力が伺えます。

 ただ惜しいのは、刻印やスライドストップの位置など、それまでのしがらみ上、どうしても解決できない事以外はパーフェクトな出来だと想います。
 夏場の場合はガスの勢いも良いので、非力なエンジンでも、リアル位置でスライドストップさせる事が出来るので、私は真鍮の棒でリアル位置に止まるように加工しています。 あと、HWの重量故、ABS等に比べスライドの回転は遅くなりますが、非力なエンジンの割に、重量感のあるリコイルショックは味わえます(某メーカには敵いませんけど)。

 やはりグリップフェチなのでグリップを他の物に替えたかったのですが、どうもベレッターの純正品が一番合うようだったので、それに交換してあります。
 なんで、はじめに小難しい事を書いたかと申しますと、つい先日発売された、ソードカトラスのコラボレーションと似ているなーと思ったからなのでした(何事も自身の力を知る)。

では、また(2度目の投稿できた(^O^))  

Posted by denden at 20:00Comments(3)KSC